貧困なぜ、授業で学ぶ
「反貧困学習」が全国デビューした。今日の毎日新聞の朝刊の「生活Lifestyle」のページ大きく掲載された。担当記者は、「ハウジングプア」を連載していた小林多美子記者。東京から西成まで2回も取材にきてくれた。
一度目の取材時に、しっかりと本書を読み込んでくれていたのでとても話やすかった。せっかく西成に行くので他に会っておいたほうがいいと思われる人を紹介して欲しいというので、本書にもっとも影響を与えた野宿者ネットワークの生田さんと西成の子どもについては「こどもの里」の荘保さんを紹介した。
生田氏のコメントは記事にも記載されている。生田さんの「ルポ 最底辺 不安定就労と野宿」8ちくま新書)がなければ本書の構想もなかったであろう。
荘保さんにも、厳しくも温かく西成のこどもたちのことを聞かせてもらったそうだ。
さて、記事の内容は本書の主旨を的確に表現されている。生徒のコメントもしっかりと掲載されていて、とてもいい。 ネットの記事には新聞掲載の写真はでていないが、本校では「奇跡のワンショット」といえる写真だ。熱心にワークシートに書き込む女子生徒が写っている。実際に、この授業(先生は私)で、活発に発言していたのは写真には写っていないヤンチャ系の男子と留年生だった。(笑)
全国版での初掲載とあって、どんな反響があるのかと期待していたが、早速このブログにも北海道の方からコメントがついていた。「小学生版の反貧困学習」という提案、とってもおもしろい!
ちなみに、ネット記事には掲載されなかった写真の注には「なんで母子家庭になると収入が少なくなるんやろ?」というキャプションがついている。この部分はネットには載っていない。
アマゾンではまたしても「品切れ」状態。そのうち第2版がでるかも。読者カードも3通届いている。特に福祉科の教材のデータが古いとのご指摘。その通りだと思う。第2版に向けて、間違いなおしの作業が始まる。
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