ケイト・ウィンスレット 役者の「武器」

pic_cover.jpg ケイト・ウィンスレットのスペシャルインタビューが、最新版のビッグイシューに掲載されている。

 http://www.bigissue.jp/

 役者の「武器」は感情という道具だけなのよ。 自分自身の苦い経験を活かす覚悟がなければ、役者は無理ね。

 As an actor all you have is your own emotional toolbox,if you aren't prepared to use your own experiences then you aren't able to do the job.

  まもなく「愛を読むひと」が日本でも公開される。http://www.aiyomu.com/

 原作の「朗読者」を読んだのは何年前だったろうか。

 自分の生きてきた道を省察することが、こんなにも辛く哀しいことなら、いっそ誰かに裁かれる道を選んだほうが楽なのかもしれない。

 ちなみに、高松英昭写真集「STREET PEOPLE 路上に生きる85人」を販売員さんが先行販売している。http://blog.magatama.net/2009/05/_street_people200961_debut.html

 あとがきに「路上は、引き潮の強い荒れた海のようです。」と高松さんは書いている。

 ケイト・ウィンスレットは、イギリス唯一のホームレスによるプロの劇団 Cardboard Citizens を支援しているそうだ。 http://www.cardboardcitizens.org.uk/

 つながりが「生き直す」ための「武器」となる。孤立からは何も生まれない。

 

 

 


子どもの救済率

子どもの救済率がマイナスなのは日本だけ!

    子どもの貧困に対する税と所得移転の影響(OECD 2006
   Source: Caluculated from OECD Income Distribution Study
       税制優遇措置と公的所得移転の前と後との比較
            救済率は(前-
後)/前 で計算
      1990年代中旬     2000年頃
 
 救済率救済率
デンマーク13.41.886.6 11.82.479.7
フィンランド17.32.187.9 16.73.479.6
フランス26.0 7.172.7 27.77.373.6
ドイツ17.510.0 42.9 19.910.945.2
日本11.212.0 -7.1 12.914.3-10.9
韓国.... .... 
オランダ17.99.149.2 16.1944.1
ノルウェー13.34.466.9 11.83.669.5
英国32.217.446.0 29.116.244.3
米国2922.323.1 26.621.718.4
OECD平均21.611.347.7 20.512.240.5


7つの視点

●「反貧困学習」の7つの視点とは
1.自らの生活を「意識化」する
 生徒一人ひとりが自らの生活を社会状況と重ね合わせながら省察することによって、自分たちが「いま、ここにあること」の意味を理解する。そして、その社会状況に対して批判的に立ち向かい、変革の主体として自らを自覚することを「意識化」と考えている。この「意識化」の過程を経ない「反貧困学習」は、他人事しての知識の獲得や未来への諦観しかもたらさない。
また、この「意識化」は個々の生徒の内側に起こるのではなく、生徒と生徒、生徒と教師の間に起こるものだと考えている。
2.現代的な貧困を生み出している社会構造に気づく
 日本において現代的な貧困は、グローバル化した世界経済の下で、「バブル崩壊」以降になされた「新自由主義」に基づく施策によって顕在化したと考えている。全労働者の3分の1が非正規労働者となり、ワーキングプアとして社会問題化したが、中でも女性と子どもの貧困が際立っている。「反貧困学習」では、生徒一人ひとりの生活の中に見られる個別的な貧困が社会的な排除の構造の中で生みだされたことに気づくことが求められる。
3.「西成学習」を通して、差別と貧困との関係に気づく
 近年、貧困が「再発見」されているが、日本にはずっと貧困問題があり、西成にはそれらが集積され累積されてきた。それらの背景には部落差別があり、民族差別があり、そして寄せ場差別があった。しかし、だからこそ西成には差別と貧困からの解放への闘いの歴史があり、その歴史はこの土地に刻み込まれている。これらを学ぶことは、現代的な貧困を歴史的な視座で捉えることができるようになるだけでなく、自らとそしてこの社会をどう解放していけるのか考える契機となると考えている。
4.現在ある社会保障制度についての理解を深める
 これまで日本社会(国家・企業・地域・家族)が張ってきたセーフティーネットは既に綻び始めている。今後、新たなネットを構築していくことが求められているが、生徒の直近の事態の解決に向けては現在ある社会保障制度の活用に頼るしかない。「申請主義」的な性格の強い日本の社会保障制度について、生徒とともに理解を深めることが、生徒の生活保障に向けて「学校」に求められている緊急の課題であると考えている。
5.非正規雇用労働者の権利に気づく
 若者の半分が非正規労働者である現状において、正規雇用に就くことこそが「格差の連鎖を断つ」と教えることは既に非現実的であるばかりでなく、正規労働に就けなかった者に「自己責任」論を内面化させる虞がある。貧困の温床となるなっている派遣労働の問題を明確にするとともに、すべての労働者に適応される労働基準法を非正規労働者(アルバイトをしている高校生も含めて)が権利の盾として学び、各現場でそれを遵法させていく実践を足下から積み上げていくことが重要だと考えている。
6.究極の貧困である野宿問題を通して生徒集団の育成をはかる
  「貧困」を被差別の実態、あるいは結果として捉えると「差別」が主題となり、貧困は副次的に位置づけられてしまう。貧困そのものを主題とすることによって、究極の貧困である野宿問題は私たちが向き合うべき最も大きな人権課題として立ち現れる。「反貧困」を結集軸として生徒集団を育成するなら、野宿問題への取り組みは欠かせないと考えている。
7.「新たな社会像」を描き、その社会を創造するための主体を形成する 
 「反貧困学習」が最終的に目指していることは、現実の単なる否認ではなく、貧困を生み出さない「新たな社会」を創造し、その実現のために現実に対して働きかけていく主体を形成していくことである。そのためには、諸外国の制度や地域的な実践についての学習や市民としての社会参加や政治参加についての学習も進める必要があると考えている。

炭鉱のカナリア

 生徒の生活環境は従前より厳しいものであったが、「バブル崩壊」以降に生まれた生徒たちはさらに厳しい生活を強いられてきている。さらに、労働市場の規制緩和で政策的に創出された非正規雇用者の増大、若者の貧困化という社会状況の中で、これまで実践してきた人権学習を「反差別」から「反貧困」という軸で再構築する必要性に迫られた。そこで、07年度より1年の総合学習の学習内容を「反貧困」を軸にした人権総合学習へと再構成していき、2年間の実践を経て「反貧困学習」の7つの視点と20テーマの教材を作成してきた。
 私たちはこの2年間「反貧困学習」の教材を通して生徒と「対話」し、生徒一人ひとりが発する生活の滲んだ声に耳を傾けてきた。学習を進めていくうちに、私たちはこれらの生徒の声が、日本社会における『炭鉱のカナリア』の声として聞こえるようになった。釜ヶ崎に代表される寄せ場が「日雇い派遣」という形で全国化したように、本校のように生活環境がより厳しくなっている生徒たちが、日本全国で増えているのではないだろうか。よって「反貧困学習」の実践は、現在の状況下ですべての学校で求められているのではなかろうか。このような思いから、まだ学び合い途上である「反貧困学習」の教材を、敢えて出版することとした。発行予定日は6月18日。
 
Ⅰ反貧困学習の教材──開かれた実践をめざして
 教材1 生きる力をもつ子どもたち
 教材2 「ネットカフェ難民」からセーフティーネットを考える
 教材3 「ワーキングプア」からセーフティーネットを考える
 教材4 シングルマザーについて
 教材5 「ホームレス中学生」から考えよう
 教材6 貧困ビジネスについて
 教材7 ハウジングプアについて
 教材8 高校生の「無保険」問題を考える
 教材9 日雇い派遣について
 教材10 「こんなときはどうするの?」──労働者を守る法律や制度
 教材11 突然、解雇されそうになったら?
 教材12 西成差別から野宿問題へ
 教材13 不公平なイス取りゲームから考える
 教材14 社会的排除について考えよう

ストリートチルドレンの仕事(女の子編)

 ダッカのストリートチルドレンへのパネルから(女の子編) 男の編と同じく、仕事と嬉しかった思い出や悲しかった思い出についてインタビューしている。男の子と比べて、仕事が限定されていること。そして、男社会からの「暴力」が見てとれる。また、女の子場合はストリートチルドレンとして顕在化せずに、家での使用人のケースなどが多く、その実態の全体像を把握するのは難しい。

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 ツゥニちゃんが持っているのはバケツだね。バケツに入っているのは水かな?その水は何に使っているの?それが仕事かな?重そうだけどなんか楽しそうだね。どんなことを毎日考えて生きているのかな?

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 シャティちゃんが働いてるところはどこかな?よく見ると天秤の皿に何か載っているね。魚かな?そしたらここは市場かな?でも、周りの大人の人はみんな男の人だね。バングラデシュはイスラムの国だから、市場にくるのも男の人が多いのかな?それに、なんだか周りの男の人はにやにや笑ってるみたい。こんな中で働いていてシャティちゃんはどんなことを感じているのかな?

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 シマちゃんが働いているのはどこかな?バスが何台か停まっているね。バスターミナルかな?まだ、幼いけどここでどんな仕事をしてるのかな?きっと、不安だろうね。どんなことを考えて生きているの?

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 ファニマちゃんは道端に座っているね。前にお椀を置いているから、そこにお金を入れてもらうのかな?他にできる仕事はないのかな?でも、手にスリッパをはめてるね。どうしてかな?足もすごく細いね。ひょっとすると足で歩けないのかな?
 
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 アキはまだ赤ちゃんだね。アキのお姉さんはこんな赤ちゃんの妹と2人で路上で生きているの?こんな幼い妹を連れてできる仕事なんかあるのかな?でも、お姉さんの瞳にはしっかりと生きていく力を感じるね。どんなことがあったのかな?
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ストリートチルドレンの仕事(男の子編)

シャプラニール=市民による海外協力の会作成のバングラデシュ・ダッカのストリートチルドレンのパネルからの教材化。パネルには子どもたちの名前・年齢・仕事と「嬉しかったことや悲しかったことの思い出」のインタビューが載せられている。今回は写真を見て、仕事と思い出は何かを考えるワークの男の子編。女の子との比較の意味でも、各グループで男の子と女の子の1枚づつ配って考えるようにしている。

どんな仕事をしてる?嬉しかったことや悲しかった思い出は?

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 コビール君は何かを押しているね。乗り物かな?乗り物にはお客さんが乗ってるね。そのお客さんは腕時計をしてる。コビール君とは服装も違うみたい。お客さんはお金持ちかな?乗ってるのは1人じゃないみたい。この乗り物は前で誰か運転してるのかな?重そうだね。バングラデシュではよく見かける乗り物だよ。コビール君の仕事は?そしてどんな思い出があるのかな?
 
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 ルベル君のいる場所には何があるかな?野菜かな?紫色の野菜は日本でも見るね。ここはどこかな?前にはおじさんがいるね。おじさんの前には大きなカゴがあるね。カゴの上には、なんかひものついた道具があるね。ルベル君の仕事は何かな?そしてどんな思い出があるかな?

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 イブラヒム君は何かを持ってるね。とんかちみたいだね。叩いてるのは何かな?大きな金属の管のようなものだね。壊してるのかな?一所懸命してるね。どんな思い出があるのかな?

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 シャフィ君が手をかけている荷車にはいろんなモノが載ってるね。上にあるのは、なべのふたかな?下にあるのは暗くて見えにくいけど、上にふたがあるなら下にはなべが入ってるのかな?なべの中には何が入ってるのかな?シャフィ君は何の仕事をしてるのかな?どんな思い出があるのかな?
 
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 アブー君の後ろには何があるのかな?野菜かな?果物かな?何の仕事してるのかな?頭には何を巻いてるのかな?黒いゴミ袋みたいだね。なんでこんなことしてるのかな?まだ幼いみたいだけど、なんだか寂しそうだね。どんなこと考えてるのかな?

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 アブー君にはお兄さんがいたんだね。お兄さんの後ろにあるのはブルーシートで隠れちゃってて見えないね。それにお兄さんも寂しそうな眼をしてるね。弟とどんな話をしてるのかな?
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「再チャレンジ」なんて嘘っぱち!

b080830.jpg 突然「自己責任」を投げ出した元祖首相が言い出した「再チャレンジ」が、首相官邸のサイト(http://www.kantei.go.jp/jp/saityarenzi/index.html)には、未だにさも実績が上がったかのように掲載されている。しかし、この事業で使った公金がどこに消えていったかが明らかになってきている。フリーターの就労支援対策として設置された若年向けハローワーク「ジョブカフェ」の運営委託を受けたリクルートが、日給12万円の人件費を計上していた。そしてこれは「相場」だという。(週刊ダイヤモンド08年9月6日号)
 今回は昨年度の教材を自戒をこめて紹介する。「あしたをつかめスペシャル・ボクらの夢はこうなった!」(http://www.nhk.or.jp/shigoto/zukan/08sp/next.html)からの3人の若者のケースを紹介した。その中の一人は元ウェディングプランナーの女性。彼女がウェディングプランナー時代に生き生きと働いていた姿も教材化していた。しかし、休日も返上して顧客のために時間を費やす部分はカットした。今回放送された番組では、彼女がその後主任に抜擢されるも「過労」で体調を崩し、現在は故郷の実家に帰り、派遣社員として事務の仕事をしている。しかし、両親の結婚記念日を盛り上げることを通して、やっぱりウェディングの仕事がしたいと、次はウェディングプランナーを育てる学校の講師を目指すという。「回り道は近道だったりする」というテーマで、つまずいても「自己実現」を目指す若者として教材化した。しかし、彼女がそれほどまでにこだわりをもてる仕事を辞めざるを得なった理由を彼女のつまづきとして紹介し、そのような働かせ方をした会社の責任を問わないのはおかしい!もともと正社員に就けない構造も正社員に過労を強いる構造もともにおかしいのだ。もう1人のファッションバイヤーの女性も「もう流行に左右されるのはイヤ!」と現在はヨガインストラクターを目指しているというが、職場でのノルマ主義的な仕事に疲れたのではないかと思う。そして、この2人が「再チャレンジ」を目指せるのは、失業中の生活を養ってくれる実家(家族の溜め)があったからではないかと思う。因みに、「ウェディングプランナー」の仕事を紹介したのは、「結婚」ついて考える次の教材に繋げるためだった。

回り道は、近道だったりする

 今日は仕事に就いてから数年が経ち、いろいろと思い悩んでいる3人の人を紹介するビデオをみてもらいます。
一人目は、ファッションバイヤーだった石田奈緒美さん(28歳)です。
 ファッションバイヤーとは、小売店やセレクトショップを経営するアパレル商社や、百貨店に勤務して、店頭に並べる商品の(あ 仕入れ )を担当する人のことです。
 石田さんはファッションバイヤーとしてばりばりと働いていましたが、(い 流行 )だけを追い求める世界に違和感をもち始めました。

1.石田さんはバイヤー当時は、何だけを完璧にしようと思っていましたか?
 
 人から見る目、見た目

2.石田さんは、あなたの価値はと聞かれたら、どう思っていましたか?

 自分には何もない

3.石田さんは、いまは何を目指していますか?

 ヨガのインストラクターになり、地元でヨガ教室をやりたい

二人目は、ウェディングプランナーだった小森良子さんです。
 小森さんが出ていたウェディングプランナーのVTRは2学期にみました。VTRでもとてもいきいきと働いていまいしたね。あの後、仕事ぶりが認められて、十数人の部下を率いる結婚式場の(う 支配人 )に昇進しました。しかし、その後仕事を辞めて、現在は派遣社員で工場の事務の仕事をしています。

1.小森さんは、どうして仕事を辞めたのでしょう?

 連日遅くまでの勤務で、体調をくずしてしまった。

2.小森さんは、つまずいたからどんなことがわかったでしょう?

 ブライダルの仕事がやっぱり好き

3.小森さんは、次はどんな仕事をしたいと言っていましたか?

 ウェディングプランナーを育てる先生になりたい

三人目は、日本料理・板前の杉本拓史さんです。
 板前の新人はまず、掃除や洗い物の他に板前仲間が食べる(え まかない )料理を担当します。杉本さんもVTRで「しゃばい」ハヤシライスを作っていました。修行時代は厳しく、同期で入った仲間は次々とみんな辞めていきました。しかし、負けたくないという気持ちで5年間で(お 包丁さばき )や(か 盛り付け )の基本を身につけました。そして、いまこの店を出ようかどうか迷っています。

1.杉本さんは、どうして今の大きい店を出たいと思ったのでしょう?

 ここでは歯車のひとつで個性は出せない

2.大将(総料理長)の村田さんは杉本さんにどうアドバイスしていましたか?

 もっと遠いところに目標をおけ
 (あと1・2年、この店で味付けや献立を学んだほうがいい)

3.杉本さんは自分でどんな結論を出したでしょう?

 1年後にここを出たほうが、次に行ったところで力を出せる

 ウェディングプランナー  理想の結婚式 一緒につくりませんか

 人生の新たなスタートを飾る、結婚式。その記念すべき日を(あ 個性的 )に演出するのが、ウエディングプランナーです。自分たちらしい結婚式を望むカップルが増える中、注目されています。カップルと何度も打合せを重ねながら、二人のイメージを具体的な形にしていきます。音響や照明、(い 小道具 )を使い、二人の理想に近づけていくことが、この仕事の最大の魅力です。一方で、(う 予算 )というカベも存在します。限られた費用の中で二人の理想をどう実現していくか。そのバランスを考えなければなりません。
 今回の主人公は、この仕事を始めて3年目の小森良子さん(27歳)。小森さんは、これまで、50以上の結婚式を作ってきました。六甲おろしの音楽と共に披露宴会場で風船を飛ばしたり、新郎をサンタクロースに変身させたり、小森さんの結婚式はどれも個性的です。
 番組では、小森さんと1組のカップルの、挙式までの2週間のやりとりを追います。休日返上で新郎新婦の相談役になったり、責任者として30人以上のスタッフを動かしたり・・・結婚式を作り上げるため準備を重ねる小森さんの姿を追い、ウエディングプランナーの仕事を紹介します。

1.小森さんが担当したカップルの結婚式で「冬」のイメージをどう演出したでしょう?

 雪の代わりにシャボン玉を飛ばした

2.また、「夏」のイメージをどのようにを演出したでしょう?(ビールサーバーは予算オーバーでだめでした)

 新郎がドライアイスを各テーブルのコップに入れてまわった
                 
3.小森さんは小さい頃、お母さんをどのように喜ばせたでしょう?

 好きな食べ物や帰宅が遅くなる日をさりげなく聞いておいて、食事を作ってあげた

■ウエディングプランナーになるには
 ウエディングプランナーになるために、特別な資格は必要ありません。結婚式場を運営する会社や、ホテル、企画会社(式場を持たず、レストランなどでの結婚式を企画する会社)に就職することで、ウエディングプランナーになれます。ただし、会社によって仕事内容が異なりますので、各企業に確かめてください。
 この仕事について学べる学校は全国に60以上、専門学校や、専門の学科をもつ短期大学があります。

■今回の授業を受けてのあなたの感想を書いてください。

■あなたの理想の結婚・結婚式はどんなものですか?
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知らないと損する労働基準法

知らないと損する労働基準法(解答編)

①どちらも支払われる。着替えも掃除も労働時間です。
 職場に来るように指示された時から実際に仕事を始めるまでの「ただ待っている時間」に対しても会社は給料を支払われなければいけません。基本的に会社に指示されたり拘束されたりしている時間はすべて労働時間となります。そしてその時間はすべて給料に換算されなければ違法なのです。

②8時間を超えた分の労働時間(残業時間)の給料は25%増し
 労働時間が1日8時間を超えた場合、1.25倍の割増賃金が支払われなければなりません。さらに残業で深夜労働になった場合は、残業分の割増賃金と合わせて、通常の1.5倍の給料が支払われます。もちろんアルバイトでも支払われます。

③労働者の健康被害は会社側の責任
 使用者には「労働者の心身の健康を損なわないように注意する」義務があります。つまり、職場環境が過度に健康に負担をかけたりした場合、それは使用者(つまり会社)の責任となるのです。それというのも、働くことは常に健康被害の危険性を伴いますが、その危険は会社が指揮命令するもとで生じるものです。だから労働によって健康被害が生じた場合、その責任は使用者にあるのです。

④週1日の休日はフリーターの権利です
 労基法第35条1項では、使用者が労働者に対して毎週少なくとも1回の休日を認めることを義務づけています。その目的は、労働者が1日を単位として労働から解放されることで、労働者に対して休息や疲労回復、家庭・社会生活に要する時間を保証するというものです。                            
 ただし労基法に日曜休日の原則はなく、休日を日曜日にするか特定することも使用者
に対して強制されていません。もっとも、行政監査上は、週休制の趣旨にかんがみて、
できる限り特定させるよう指揮するという方針が採られています。レ

⑤口頭で伝えるだけで+分です
 有給休暇を取得するためには、労働者はその旨を口頭で使用者に伝えるだけで十分です。取得理由も問われず、特別に公共機関に申請することや書類を作成することなどは必要とされていません。                    

⑥社会保険は中小企業でも加入させなければいけません
 労働者を健康保険・厚生年金保険へ加入させる義務を負っているのは、労働者を1人でも雇っている会社(法人)です。よって、大企業か中小企業かどうかは関係ありません。そしてもちろん、赤字であるかどうかなど、その企業の経営状態によって加入させないということは、認められません。

⑦解雇するにはその30日前に予告する必要があります
 原則として会社は少なくとも30日前に解雇の予告をするか、30日分以上の平均賃金(解雇予告手当)を労働者に支払う必要があります。

 首相も辞任するときは何日前に予告する義務があるとか決めればいいのに。
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労働基準法を鍛えよう!

ea481593d6d67174cee8c014749c9afa.jpgNPO法人「POSSE」(http://www.npoposse.jp/)のHPから引用した。クイズ形式になっていてわかりやすい。現在は掲載れていないかも。POSSEが出している「しごとダイアリー」も実践的。「法的証拠」となるメモを書き込めるようになっている。高校生のアルバイトから習慣をつけておく必要があるだろう。今年は「おしえて、ぼくらが持っている働く権利」合同出版を教材化する予定。労働基準法違反が常態化している。労働者の側から労働基準法を鍛えていかなくてはいけない。

知ってますか? 知らないと損する労働基準法!

1.作業を始める前の着替えや作業を終えた後の職場の掃除の時間は労働時間に換算されなくて、給料が支払われない?
     支払われる  支払われない

2.1日に8時間を越えて働いたら、越えた分の時給は普段の何パーセント増し?
    
     会社の裁量次第 10%増し 25%増し
  
  では、実際に時給800円なら何円に上がる?

3.働きすぎで体調を崩してしまいました。「体が弱いようでは困る」と会社は開き直っています。この場合、会社に責任はある?
     はい  いいえ

4.会社はフリーターにも、必ず休日を与える義務がある?
    
     ある  ない

5.有給休暇を取るためには、どんな手続きが必要?
  
    使用者に口頭で伝えればOK  使用者に書類を出して許可が出ればOK  
    
    公共機関での手続きが必要

6.会社が中小企業の場合、社会保険に加入させなくてもよい?
    
    はい  いいえ

7.会社からいきなり「明日からもう来なくてもいい」と言われた場合、アルバイトはそれに従う必要はある?
    
   従わなくていい   従わなければならない


 
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何を「意識化」するか

 下の絵はバングラデシュの成人識字学級で使用されていた教材の1ページである。これらの教材はブラジルのスラムで成人を対象に識字を実践したパウロ・フレイレの「意識化」とう理論に基づいて作成されている。左側の絵は、絵の下に書かれているベンガル語の文章の上段を表し、右側の絵は、文章の下段を表している。何と書かれているか、絵を見て考えてください。文章は「何々しようか、それとも何々しようか?」と書かれている。

無題.jpg

 まず、左側の絵は一人の男(ちょっと服装が違う)からお金を借りているようだ。その証文らしきものに、拇印を押しているように見える?右側の絵はそれに比べて多くの人の前でお金を借りているようだ。しかし、お金を貸している側の服装も借りる側と同じように見える。(バングラデシュの貧農はルンギと言われる腰布を巻いている)

 実際のバングラデシュ農村の識字学級では、このように学習がすすめられる。学習者(貧農)と促進者(参加体験型のファシリテーターとはもともとここからきている)の対話から始まる。
 左の絵を指して、「あなたたちもこんなことがあったか?」「あった、あった。子どもが病気になったときに、薬を買うお金がなくて、どうしようもないから村の高利貸しに金を借りたんだ」「金を借りるときは、どんな条件で借りたんだい?」「それがとにかく子どものことが心配で、何でもいいから金を貸してくれって言ったら、じゃこの証文に拇印を押せって言われたんだ」「その証文になんて書いてあったんだい?」「読めるわけないじゃないか。でも後から、その借りた金をもっていってもその倍の金をよこせって言われたんだ」「どうして?」「その証文には利率がかいてあったらしいよ」「おれもそんな目にあったよ」
 右の絵を指して、「じゃいまはどうしてるんだい?」「それは俺たちで作ってるこの貧農組合でみんなが少しづずつ貯めた組合基金から、なんかあったときには金を借りるよ」「これまでと何が変わった?」「もちろん、字を読める金持ちにだまされなくなったし、この基金で牛を買ったりして商売もできるようになったよ」「おれたち一人じゃできなかったことが、組合を作ることでいろんなことできるようになったよ」「でも、字も覚えなくちゃ商売するときに困るよな」「そうだ、おれたちの生活をおれたち自身でよくするために、この組合と文字が必要なんだ」この下の文章は「われわれは高利貸しから金を借りようか、それとも組合から金を借りようか?」って書いてあるんだ。一つ目の「アムラ(われわれ)」という文字は前にも学習したよな。
 という具合に学習がすすめられる。教材に書かれている内容は、すべて学習者の生活に密着していて、彼(女)らの置かれている社会的状況を「意識化」し、その状況を主体的に変革できるようなものから構成されている。つまり、学習者は文字を獲得すると同時に世界を獲得していくのだ。

 私が教材を作成するときも、常にいま学習者が向き合うどのような現実を「意識化」すればよいのか、そしてその現実をともにどう変革していけばよいのかを考えるようにしている。
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